私は、ずっと自分の感覚を頼りに自分の住まいをつくってきました。
流行や正解を追いかけるのではなく、心が動いたものや、なぜか惹かれるもの、そして「なんだか違う」という違和感を手がかりに。
そうして少しずつ形づくられたこの家は、いつしか私にとっての「お城」になっていました。
守ってきた場所。落ち着ける場所。外の基準から少し距離を取り、自分の感覚や主権を取り戻せる場所。
そしてここには、私が何を美しいと思い、どんなふうに生きたいと願ってきたのかが、少しずつ染み込んでいます。
この日は、そのお城の門を、ひらきます。

どこかの個展にふらりと訪れたような気持ちで、この空間を自由に眺めてもらえたら嬉しいです。
「なぜこれを選んだのだろう」
「この配置にはどんな意味があるのかな」
そんなふうに気になったことや、ふと浮かんできた問いがあれば、どうぞ気軽に私に投げかけてみてください。
デザインの背景にある思いや、今のかたちになるまでの過程について、一緒にお話しできることを楽しみにしています。
このお城に、あなたの想いをひとつ──小さな贈与実験へのお誘い

このオープンハウスでは、空間を眺め、対話し、味わうことに加えて、ひとつの小さな実験をしています。
それは、来訪者の方に、この部屋を見て感じたことをもとに「ここに置いてみたい」と思うものを任意で贈っていただくという試みです。
私はこれまで、自分の感覚やこだわりを頼りに、この空間を少しずつ育ててきました。けれど、あるとき、ふと思ったのです。
もし私以外の誰かの想いがこの部屋に加わったら、この空間はどんなふうに変わっていくのだろうか、と。
「この部屋には、これが似合いそう」
「〇〇がこの部屋にあったら、どんな感じだろう」
そんなふうに、この空間のことを思い浮かべながら選んでいただく時間や、その人ならではの感性や想いが込められた選択までもが、この場所に少しずつ積み重なっていく。
そのとき、このお城はどんな姿になっているのだろうか。
そんな、買うことも、設計することもできない景色を見てみたいのです。一緒につくっていただけないでしょうか。
何を選んだらよいか迷われる方のために、ひとつの手がかりとして私が気になっているものをまとめたリストも置いておきます。ただ、ここにあるものに限る必要はありません。実際に空間を見て、感じて、「これを置いてみたい」と思ったものを自由に選んでいただけたら嬉しいです。
(この実験への参加は任意です。来て、見て、感じてもらえるだけで十分嬉しく思います。)

詳細について
- 日時:リクエスト開催(参加希望者と相談の上、日時を決定します)
11:00〜18:00のうち、2〜3時間程度 - 定員:1回あたり2名さままで(3名でのご参加を希望される場合はご相談ください)
- 形式:対面
- 費用:無料(任意のギフト制)
- 場所:埼玉県北本市(最寄駅:JR高崎線北本駅)
(個人宅のため、お申込み後に住所をお知らせします)

お部屋づくりは、「どう整えるか」以前に、「どう生きたいか」という問いとつながっているものだと感じています。
私の家が、あなたにとっての「正解」になる必要はありません。
ただ、このお城で過ごす時間が、「自分は本当はどう暮らしたいのだろう」「どんな場所なら、自分らしくいられるのだろう」という問いに立ち戻る、小さなきっかけになれば嬉しいです。
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